
島根県斐川町
弥生時代の銅剣が大量358本出土!
1984年(昭和59)夏
島根県斐川町の小さな町から銅剣が一気に358本以上出現し、考古学者や歴史ファン、一般の人々まで驚かせた。
発堀現場は、
宍道湖の西端方面から南へ穏やかに延びる谷(西谷)から、枝分かれしさらに枝分かれした谷の左側斜面、棚田のすぐ脇に短く延びる。どこにでも見かける谷間です。
小さな尾根の向こうに荒神様がまつられているので、荒神谷遺跡と名つけられました。
きっかけは、1983年4月農道の建設するにあたり、目視で遺跡調査が行われ、須恵器の破片が1つだけ見つかり、遺跡と判定されました。このことがきっかけにすべてが始まりました。長さ80センチメートル銅剣が隙間なく整然と埋まっているのがわかりました。さらに、銅鐸6個、銅矛16本見つかりました。
謎だらけ
誰が?いつ?何のために?大量に整然と埋めたのか?謎だらけです。
銅鐸344本に×印が刻まれている?
そして、雲南市加茂町の加茂岩倉遺跡で発見された銅鐸39個のうち14個に×印がついていた?
荒神谷博物館の平野芳英主席学芸員
「当時は銅剣や銅鐸をまつっていた。やがて信仰の対象が銅鏡に変わり、そのため銅剣などは忘れ去られた」
という説。真相はいかに????