
石見銀山の最大坑道跡
大久保間歩一般公開限定ツアー
に参加しました。このツアーは事前予約が必要でしたが、到着の時間が読めないことがあって予約しませんでした。
当日、12時ごろ到着しましたが、第4回のツアーの空きがあるようで、その場で申し込みが可能でした。
ツアーの内容を女性の方が親切に説明してくれて、安心して申込みしました。
ツアーの金額が4000円という割高もあって、敬遠する人も多いようですが、体験してみて、4000円以上の価値はあります。
ガイドさんの話を聞け、現場で聞けることで理解が体感でき一層興味が深まります。このツアーで石見銀山の70%わかったようなものですとガイドさんも言うだけあります。
さて、申込みし、集合時間まで時間があります。
7月の大雨の影響で、釜谷間歩が行けないので、センターの展示が無料で見えるということで、待ち時間まで展示を見ていました。
第4回13:15分出発ですが、集合は12:45分
集合して、ミティングルームにて、ガイドさんから説明があります。ツアーに関しても説明と石見銀山についての概要説明が、パネルを使って説明されました。
今年の夏は猛暑で外気温は35℃以上外はあると思われます。
ところが、坑道は12℃ということです。ホント???と半信半疑でしたが、ホントでした。
なので、ツアーでは、ジャケット、運動靴も無料で貸してくれます。
ツアーの工程は
・石見銀山世界遺産センター → バスで原田駐車場へ
・徒歩400メートル「金生坑」
・徒歩180メートル「大久保間歩」に入坑
・徒歩で駐車場まで下る約2時間の行程です。
いよいよバスで出発です。ツアーは20名限定のようです。
駐車場につくと、ここが最後のトイレとなるので、トイレを済ませる人、待ち時間に軽いストレッチをして、杖が準備されているので杖を借りてスタートです。
上り坂ですが比較的歩きやすい道ですが、猛暑で汗びしょびしょになりました。
途中で休憩件説明です。
坑道入口付近にいくと、涼しい冷気が漂ってくるのがはっきりわかりました。
涼しい!本当に中は12℃のようです。でも今年の夏は本当に暑い!
入る前に、長靴に履き替え、ヘルメットと懐中電灯を貸してもらい準備完了。
入坑になります。
大久保間歩は、明治時代に藤田組が、鉱山として当時の約4億円を投資し、本格的にトロッコなど敷設して開発したようです。採算に合わずに2年半で撤退したようですが。
大久保間歩の坑道は、江戸のころ機械を使わずに人力で掘ったあと、そして、明治に藤田組が機械で掘ったところがはっきりわかりました。ただ、機械を使ってトロッコなどを敷設してくれたおかげで、こうしてツアーが中に入れる広さになっているとも言えます。
大久保間歩の中は、龍源寺間歩と違い、観光用に整備されていないので、体感が違います。
約30分ほど、体が冷えはじめるころ、ガイドさんが出口に誘います。
長靴を履き替えて、ジャケットも脱いで帰路につきます。
帰りは下り坂、猛暑。
写真のもの
御取納丁銀
長さ16cm 幅5.2cm 重さ160g
弘治3年(1557)、正親町(おおぎまち)天皇の即位に際し毛利元就が献上したものです。
表面には天皇の勅語である「取納」を受けた「御取納(おとりおさめ)」の極印があり、裏面は石目の伏態で花押が書かれています。約1100枚製造されたとみられますが1枚しか残っていないようです。
ガイドさんがもっているのはレプリカです。
具体的な内容はここでは書きません。是非、4000円払って、予約して、体験してください。
絶対おススメです。